2025年10月15日水曜日

肺に影も・・・

 病状説明に続き、手術の説明があり、、これがまた怖い。


まず、母上は今回の胃の前に肺も悪くしており(およそ胃の1年前と記憶している)、

夜中に咳が止まらなくて、しかももう全力で咳をしているみたいな・・・。

眠れなくて大変で、なのに重い腰が上がらなくて、やっとこさ病院に行ったら、

呼吸器の専門病院へ行けといわれ、診断をうけたら、

肺がんではなかったのですが、肺に膿がたまる病気で、でもそれだと高熱が出るのですが、

それはなかったので先生がちょっと不思議そうだったのを思い出す。


で、今回のCTで、肺に白い粒が写っていて、もしかしたらがんの転移かもしれないと言われ・・・・

ついこないだまで肺の専門病院で治療を受けていたのに?!

と、驚愕・・・・

とりあえず今の段階ではわからないそうで、もし転移だったらがんのステージは4になるそうで、めちゃくちゃ怖い・・・・


とにかく胃は全摘出で、すい臓半分を取る、脾臓と胃にめり込んだ血管も・・・。

胆のうは以前に胆石を患い取ったので、もともとないので関係なし。

そして、食道と十二指腸を繋ぐとか。


あと、何か忘れてしまったけど、背骨のところからチューブを入れ、そこから直接、腸に栄養を入れるとおっしゃっていたような気がする。しばらくは口から栄養を摂れないから、だったような。

とにかく急いで手術を受けなければならない母上だが、母上は救急病院に対して多大なる不信感を持っており、

とんでもないことを言い出すのだった・・・・








2025年10月11日土曜日

先生、言った・・・・

 そして、母上の病状説明のため病院へ。

母はまだ自力で歩けなかったので、看護師さんが車椅子で運んでくれた。

説明用のPCがある部屋へ家族で集められ、先生を待った。

のちにわかるのだが、先生は診察でも患者さんと長く話す方みたいで、

予約時間に行ってもその通りに診てもらえることはなかった・・・別にいいけど。

きっと良い先生。

そんなこんなで説明を聞く部屋でしばらく待ち、いざ先生登場。


先生、いきなり

「胃がんです」

先生、言った・・・・。

我々

「?!」


入院前のアンケートで、万が一の場合、本人に告知しますか?の質問にNoに「〇」した・・・よな?Yesにしたかな?!もしかして。

先生が言うには、もうとにかく緊急事態で手術しかないと。

レントゲン?写真を見ながら、胃のこの白いところはがんが結構進んでいる状態だと思われる、と。

しかも胃の壁を破って、脾動脈(脾臓の動脈)が飛び出していて、現時点ではかさぶたみたいな感じで

出血が止まっているだけだから、いつまたそのかさぶたが取れるかわからないと。

それがもし胃潰瘍でも胃は全摘の手術になるでしょうと。


その日の食事で患部が大出血してしまったみたい。

少し前から何を食べても美味しくないとは言っていて、いろいろなものを、とりあえず美味しく食べられるものを食べるようにはしていて、吐血した日は、その時期、比較的気に入っていた「ホイップあんパン」をお昼に食べたのだと・・・。

あんパン怖い。別にホイップあんパンのせいではないとは思いますが。


本当に早くしないと危ないみたいで、先生はスケジュールが詰まっているみたいだったけど、

4日後なら手術を入れられるので受けてくださいと。

母上、もう80歳だし、ずっとろくに食事を摂っていない上に、また大出血を起こしたら命が本当に危ないので。

食事ができない、すなわち栄養状態も悪くなっていくばかりだし、

手術に耐える体力があるうちに受けたほうがいいんだって・・・。

確かにそうかも。


とにかく食事ができるようになるための緊急手術になるみたい。

それでも、もし口から食物を摂取できなければ、腸に直接栄養を入れる「腸ろう」になるかもしれない可能性も言われた。


一生懸命メモを取ったけど、ちゃんと理解できていたかどうかアレですが、だいたいこんな感じでした。


母上は、特に胃が痛いとか調子が悪いと感じたことがないので(食欲はなかったけど)、なんで?と思ったら、胃の裏側だと痛みを感じにくいんですって。表側にがんができると激痛だそう。









(イメージ画像。別にホイップあんパンは悪くありません。)


告知うんぬんより、手術を急いだほうがいいから言われたんだな、きっと。

と思いました。






2025年10月10日金曜日

ペットの写真

 母が救急搬送された翌日、さっそく病室で必要そうなものを持って行った。

これは絶対必要であると判断したものとして、数か月前に亡くなったインコの写真を持って行った。

もしかしたら、その子が母上のことを守ってくれたのかもしれないと思うし。

母上が、テレビのオプションはいらないと言ったので(別途利用料金がかかるから)、

退屈だろうし、かわいいペット写真があれば癒しにもなるじゃない?!

可愛く撮れた写真を、わざわざフォトフレームを購入してセットして持って行ったのに

「いらん」

と・・・。なんでやねん。


そうは言いつつ受け取って、病床の傍らに置いておいたら、看護師さんに

「かわいい鳥やね」

と、褒められはしたらしい。

癒しやん、癒しでしかないやん。


そういえば母は、入院初日から看護師さんに

「肌が綺麗」

と褒められたらしく、確かに年齢の割にはきめ細かくて色白で綺麗なのだ。

思い当たることと言えば、毎日青汁を飲んでいたことであり、

それを聞いて私も、妹も従妹もその日から青汁を飲むようになった。

さて、その翌日は病状説明に行かなければならない日である。




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2025年10月9日木曜日

入院することになりました

 輸血をしてもらったため、病院に着いた時よりは顔色もマシにはなっていた母上。

胃からかなり出血していたみたい。

後から聞いたら、かなり危なかったらしい。

本当に命に関わる状態だったとのこと。

胃潰瘍か否か?!は、組織を検査してから、と言われた。

また病状説明を聞きに来るようにと言われた。


母上輸血の間、入院の説明も受ける。受けたと思う。(うろ覚え)

もしかしたら輸血が終わって病室に移ってからだったかも。

もう夜の9時も過ぎていたのに看護師さんが、我々に見える範囲ではお一人で機械など見ながらお仕事しておられた。たまに呼び出されたりしているようだった。

何を言っているかわからないけど、おじさんかお爺さんがうめきながらなかなかの大声で何か言っていたような気がする。

この方が当直なのだな。看護師さん、本当に大変だな。ありがとうございます、と心の中でお礼を言った。

自分なんて、普段から仕事については絶対、残業したくない!とかのたまっているので申し訳ない。

そういえば、また身内が輸血でお世話になったので、自分も献血に行かなければ。

回りまわって身内が助かったりするからね。


それはさておき、看護師さんが入院の際のグッズ?レンタルについて、教えてくれて、

おムツも入れておいた方がいいよ、と。

母上は抵抗があるようだったが、もしお手洗いに間に合わなかったりしたら困るだろうと。

確かに、最初は自分の力で立ち上がれもしなかったから、お手洗いに行くのも看護師さんに全面的にお世話になったみたい。なのでオムツもお願いした。

明日でいいから、いつも飲んでいる薬など必要なものをお家から持ってくるように言われた。

母に何が入用か聞いてみたら、一応、下着も(パンツ)ご所望だった。


2025年10月8日水曜日

万が一の場合に告知はNoにした

無事、病院に着いた。

母上はただちに処置室へ運び込まれた。

処置室の前が待合のようになっていて、壁に沿って長椅子があり、そこに移動式のテーブルを持ってきてくれた。というのも、待っている間にいろいろな書類にサインをしなければいけなかったから。

病院のスタッフの方にいろいろ説明を受け、入院にもなるから、それについての説明も。

一人でたくさんの書類を見るのも不安だったので、妹の到着を待って一緒に読み、記入した。


アンケートみたいなのも記入しなければいけなくて、うろ覚えだけど、

万が一、命に関わる病気だったら(ガンなど・・・)本人に伝えますか?

みたいな・・・・

もしガンだったら・・・・

救急隊の方は、胃潰瘍かもしれないし、と、まず言ってくれたので、いや、胃潰瘍も楽観できないかもしれないが、ガンと聞くよりは心持が違うかなぁ、と、妹と一緒にめっちゃ考えて、

「とりあえず・・・”No”にしておこうか」

と、Noに〇をした。


あと、チラっと説明を受けたところ、入院の際はなんと下着までレンタルできると!

久しぶりの入院過ぎて、今って便利になっているんだね~とビックリ。

母は以前にも胆石で入院したことがあったが、ずいぶん前で、おそらく二十数年前なので、

その時とはかなり違うんだね、と。歯ブラシまでレンタルできて、ほとんど何も家から持ってこなくてもいいのでは・・・。洗濯物も激減じゃん。


そうこうしているうちに母が処置室から出てきて、妹はその日初めて母の顔を見たので、顔が真っ白で驚いたと後で言っていた。とにかく輸血をするのでもう少し時間がかかるとのことだった。


2025年10月7日火曜日

救急隊の方々にお世話になる

 速度違反を犯さないように、信号無視もないように、急いで原付にて帰宅。

すでに救急隊の皆様は到着していて、その足元にうちのお母さまが横たわっていた。
洗面器が顔の横に置いてあって、
吐血している。

こんなこと、いまだかつてない。

驚愕。

母は、顔が真っ青というか真っ白。血の気が引いて真っ白。
救急隊の方
「娘さんですね。これより救急搬送しますのでご用意を」
私が同居しており、まもなく仕事から帰る時間だから玄関のカギが開いていたので
救急隊の方が入れた訳だけど、もし、カギを閉めて寝こんででもいたら、玄関はぶち破られていたのだろうか・・・。ある意味、ラッキーだった。
後で母に聞いたら、私が帰って来るころだと思い、玄関のカギを開けに行ったときにヘナヘナっと立てなくなって、驚いて私に電話したみたい。
いずれにせよ吐血しているので尋常ではない。

そのまま入院かもしれないので、お財布とか簡単な着替えとかを、私が帰宅するまでに
救急隊の方が母に置き場所などを聞いて用意してくださったそうで、袋一つにまとめてくれていたので、すぐに病院へ向かうことができました。
救急隊の皆様、本当にお世話になり、ありがとうございました。

この機会にお礼を言いたい。

本当は名前とか知っていたら後日直接お礼を言いたいくらいの気持ちだった。

で、母は自分で歩けもせず顔も真っ白なのに、私にどこそこの窓は閉めたか?玄関のカギを閉めるのを忘れるな、などから始まり、救急車に乗り込んだ後も、もしこのまま入院になったらうんたらかんたら言うので、とうとう救急隊の方が
「お母さん、ご自分の体のことを気にかけてください」
と言ってくれた。ホントすみません。

今も母は「喋るのもしんどい」と言いながら、めちゃくちゃ喋るのでこっちがしんどいくらいです。

救急車の中で、救急隊の方が、吐血しているので胃潰瘍かもしれないし、もしかしたらもっと悪い可能性もあるかもしれないが、検査をすることになるでしょうと。きっと入院でしょう、など気持ちを落ち着かせようとしてか話してくれる。残念ながら救急車の必要のない症状で呼ぶ人も中にはいるが、今回は救急車を呼んで正解でした、と言ってくださった。顔が真っ白なのでかなり危険だったようだ。相当、出血していて、もしかしたらだいぶ前からかも?と。手も氷のように冷たかったからなぁ。

先に救急隊の方が処置してくださっていたから本当に良かった。救急車を呼ばずに家に帰っていたらどうなっていたことだろう。我ながらファインプレイだったかもしれない。
従妹にもありがとうを言った。


2025年10月6日月曜日

救急車を呼んでもいいのか

 すぐに家に帰ろうとは思った。

が、そこから家まで原付で20分はかかる。

いや、20分強!かも。

その間に何かあったら?どうしよう・・・。

だって、倒れてるかもしれないし!

判断力のない私は、一番頼れる同い年の従姉妹にまず電話することにした。

幼い頃から家族ともどもお世話になっている叔母一家の長女である。

焦って、母が出なくて鳴りっぱなしのスマホ電話の切り方がわからない。受話器マークを押しても呼び出し音鳴ってるんだけどー!!とりあえずアプリを閉じてまえ!と閉じて開き直してもまだ鳴ってるんだけどーーーー


パニック~。


後から思えば、マークを押してからのタイムラグがあったのだろう。


なんとか従姉妹に電話。

「T子ちゃん、隣の家の人の電話番号とか知ってる?」

隣家に見に行ってもらえば?という提案だけど、わからない・・・。

隣近所の人に電話をすることがないもんなぁ。もう


救急車を呼ぼう!という話になって、そうすることにした。とりあえず、家に向かってもらい、その間に私も帰ろう。

119に電話。

消防の方は、まずは本当に救急車の出動が必要かどうかの確認の質問をしてこられる。同居の方ですか?いつもの様子はどうですか?受話器を置いて寝ているだけではないですか?のような。

それがわからないのだー!出先なので!折電しても出ないので、倒れてるかもしれないんですーと伝える。そして、話している間に、家にも電話をしてくれていたみたいで、

「応答ないですね」

と言われた。受話器も戻せず倒れたわけでもないみたいだけど・・・。

出動はしてくれることになった。

「私は20分後くらいに家に着きます!」

もしかしてホントに何もなかったらスミマセン!と心の中で謝りつつ、原チャにまたがり、出動!

急げー!!

暫く走って、信号待ちで携帯を見たら、走ってる間に消防署から着信あったみたいだけど、折り返ししてる余裕なし。



原チャ、30キロしか出したらアカンしー。

ヒー!!!何もありませんように!


2025年10月5日日曜日

母、倒れる

 初秋のとある日。

仕事帰りに買い物をしていたら、電話が鳴り、

番号が家からだったので、

あ~また母ちゃんが「牛乳買ってきて」とか言うんだろうな~と思って出たら、

「しんどいから早く帰ってきて・・・」

と、消え入るような声で言って、電話が切れた。

いつも頼み事くらいでしか電話してこないのに。

動揺する私。

「???!!!!」

うちの母は、電話で話している声が、近くの友達に聞こえてしまうくらいの音量で話す人なのだ。

なのに・・・。

怖い、強すぎる。

すぐさま折り返したが・・・出ない、母。

何が起きたんや~~~~~?!