そして、母上の病状説明のため病院へ。
母はまだ自力で歩けなかったので、看護師さんが車椅子で運んでくれた。
説明用のPCがある部屋へ家族で集められ、先生を待った。
のちにわかるのだが、先生は診察でも患者さんと長く話す方みたいで、
予約時間に行ってもその通りに診てもらえることはなかった・・・別にいいけど。
きっと良い先生。
そんなこんなで説明を聞く部屋でしばらく待ち、いざ先生登場。
先生、いきなり
「胃がんです」
先生、言った・・・・。
我々
「?!」
入院前のアンケートで、万が一の場合、本人に告知しますか?の質問にNoに「〇」した・・・よな?Yesにしたかな?!もしかして。
先生が言うには、もうとにかく緊急事態で手術しかないと。
レントゲン?写真を見ながら、胃のこの白いところはがんが結構進んでいる状態だと思われる、と。
しかも胃の壁を破って、脾動脈(脾臓の動脈)が飛び出していて、現時点ではかさぶたみたいな感じで
出血が止まっているだけだから、いつまたそのかさぶたが取れるかわからないと。
それがもし胃潰瘍でも胃は全摘の手術になるでしょうと。
その日の食事で患部が大出血してしまったみたい。
少し前から何を食べても美味しくないとは言っていて、いろいろなものを、とりあえず美味しく食べられるものを食べるようにはしていて、吐血した日は、その時期、比較的気に入っていた「ホイップあんパン」をお昼に食べたのだと・・・。
あんパン怖い。別にホイップあんパンのせいではないとは思いますが。
本当に早くしないと危ないみたいで、先生はスケジュールが詰まっているみたいだったけど、
4日後なら手術を入れられるので受けてくださいと。
母上、もう80歳だし、ずっとろくに食事を摂っていない上に、また大出血を起こしたら命が本当に危ないので。
食事ができない、すなわち栄養状態も悪くなっていくばかりだし、
手術に耐える体力があるうちに受けたほうがいいんだって・・・。
確かにそうかも。
とにかく食事ができるようになるための緊急手術になるみたい。
それでも、もし口から食物を摂取できなければ、腸に直接栄養を入れる「腸ろう」になるかもしれない可能性も言われた。
一生懸命メモを取ったけど、ちゃんと理解できていたかどうかアレですが、だいたいこんな感じでした。
母上は、特に胃が痛いとか調子が悪いと感じたことがないので(食欲はなかったけど)、なんで?と思ったら、胃の裏側だと痛みを感じにくいんですって。表側にがんができると激痛だそう。
(イメージ画像。別にホイップあんパンは悪くありません。)
告知うんぬんより、手術を急いだほうがいいから言われたんだな、きっと。
と思いました。